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柿渋は、渋柿の実の青いうちに収穫し、砕いて搾った汁を発酵させた上澄みで、弥生時代から使用されていたようで、先人の知恵でさまざまな用途があります。特に塗料としては、漆とともに伝統的に使われてきました。
柿渋の主成分のタンニンが、本来植物が害虫などの外敵から葉や実を守るためにあり、そのため柿渋は防虫、防腐、抗菌、防カビなどの特性を持っています。また、ホルムアルデヒド、タンパク質、重金属を吸着する働きもあります。
早い乾燥、においひかえめ
柿渋には独特のキツイ発酵臭があり、乾燥に非常に時間がかかるという欠点がありました。しかし、機能効果を失うことなく「柿渋コート」はその欠点をクリアいたしました。シックハウス症候群の危険がなく、小さなお子さんやアレルギーの方も安心です。 自然なツヤと風合い
「柿渋コート」は木の表面に強固な塗膜を作らず、木に浸透します。木の通気性が保たれ木目の美しさが引き立ち、自然なツヤと風合いがつくられます。
特にスギ、マツ、ヒノキといった油分が多い木材には、キレイに定着します。
濃いタイプも薄いタイプも原液なので、水で薄めて好みの色で塗り重ねるごとに自然な色(赤茶色)がでます。材質により多少異なりますが、1Lで10平米を1回塗ることができます。 |
●十分に乾燥固着する前に水に濡らさないでください。固着すれば水に溶け出すことはありません。壱貫張りのように補強を重視する場合や、深く濃い色を出したいときは原液を塗り重ねてください。
●塗り終わると表面に気泡ができたり、ムラがある場合は布で軽くふき取り、自然乾燥させてください。
●布、紙を染める場合は、5〜8倍に水で薄めて使用してください。綿、麻、レーヨンなどにも向いています。蛍光晒し、樹脂加工の強いものは、不向きです。よく洗濯し、汚れを落とし、乾燥させてから染色してください。徐々に色が濃くなるので、薄め薄めに仕上げるのがポイントです。 |
濃色タイプ |
500ml:2,310円
1000ml:4,200円 |
淡色タイプ |
500ml:2,100円
1000ml:4,095円 |
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